C130ハーキュリーズ(写真は米空軍のもの) USA TODAY Network-REUTERS
<この航空機はコロンビアのプトゥマヨ県内の別の都市へ110人の兵士を輸送中だった>
コロンビア当局によると、同国南部アマゾン地域で3月23日、125人の兵士を乗せた軍用輸送機が墜落した。
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当局は、この事故で少なくとも1人が死亡し、77人が負傷したと発表した。
同国国防省によれば、ロッキード・マーティン製のC130ハーキュリーズ機は、ペルーおよびエクアドルとの国境に近いプトゥマヨ県の遠隔自治体プエルト・レギサモを離陸した直後に墜落した。ペドロ・サンチェス国防相は、救助隊が墜落現場に派遣されたこと、事故原因は調査中であることとしている。
サンチェスはXに「被害を受けた家族に心からお悔やみを申し上げる。その悲しみに配慮し、公式情報が出るまで憶測を控えるよう求める。これは国家にとって極めて痛ましい出来事だ」と投稿した。
また、グスタボ・ペトロ大統領はXで、軍の近代化は自身の政権における重要課題であるが、「官僚的な困難」に直面してきたと述べた。
「これ以上時間を与えるつもりはない。若者の命がかかっている......そのため、困難を押して戦略的航空戦力の近代化を進め、ロシア製ヘリコプターの運用停止によってほぼ機能を失った地域における輸送および部隊機動能力を拡大するため、ヘリコプターや輸送・兵員輸送機の即時購入を要請した」
コロンビア空軍司令官カルロス・フェルナンド・シルバ将軍によれば、事故当時、航空機には乗客114人と乗員11人を含む計125人が搭乗していた。同国空軍は、少なくとも77人が負傷した状態で現場から救出されたとしている。
この航空機はプトゥマヨ県内の別の都市へ110人の兵士を輸送中だった。救助活動は継続している。
シルバは「現時点では事故の詳細は分かっていない」と述べた。「ただし、航空機に何らかの問題が発生し、空港から約2キロ離れた場所に墜落したことだけは分かっている」
そのうえで、負傷者をボゴタなどの病院へ搬送するため、74床を備えた2機の航空機が派遣されたとも説明した。
ロッキードC130ハーキュリーズとは?
コロンビアのメディアが共有した画像には、墜落現場付近の野原から立ち上る大きな煙の柱と、現場へ急行する軍部隊の様子が映っている。グスタボ・ペトロ大統領は、情報が明らかになる中で当局は緊急対応に注力していると述べた。
地元メディアがオンラインで共有した画像でも、墜落地点の野原から黒煙が立ち上り、兵士を乗せたトラックが現場へ向かう様子が確認できる。
ロッキード・マーティンによると、C130ハーキュリーズの初飛行は1954年に行われた。この機体は、中距離で兵員を短距離滑走路へ空輸できる軍用輸送機を必要としていたアメリカ空軍の要請に応じて開発されたものだ。ロイター通信によると、コロンビアは1960年代にこれらの機体を導入し、近年では旧型機の近代化を進めてきた。
同社のウェブサイトによると、「C130は当初から、大型で障害物のない完全与圧式の貨物室を備えており、兵員、担架、乗客の輸送や、戦闘地域への兵員および装備の空中投下に迅速に再構成できる特徴を持つ。高翼設計により、貨物床は地上のトラック荷台の高さに位置している。後部には一体型のロールオン・ロールオフ式(トラックやトレーラーが自走して直接船に乗り込み、目的地でそのまま降りる貨物輸送方式)積み込みランプを備えている。優れた積載能力、長い航続距離、簡易滑走路での運用能力を持つ、真の戦術輸送機だ」とされている。
同機のシリーズには11の派生型があり、16以上の任務に対応している。ロッキード・マーティンによれば、「爆弾投下、空中での衛星回収、偵察任務、地上目標への機関砲攻撃などにも使用されてきた」という。
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