5月14日に開業100周年を迎える宝塚ホテル(兵庫県宝塚市栄町1)。宝塚大劇場のオフィシャルホテルとして多くのファンが訪れ、地域の交流の場としても親しまれる。支配人で元タカラジェンヌの憧花(とうか)ゆりのさんは「ファンの方々や地域の皆さんに支えられてきたホテル」と話す。利用客とともに節目を祝おうと、さまざまなプランやイベントなどを企画している。
宝塚ホテルは1926年に開業。2020年6月に、大劇場に隣接する現在の場所に移転した。宝塚歌劇ゆかりの展示や装飾が随所にあり、観劇に訪れたファンが「夢のつづき」を楽しめる場にもなっている。
憧花さんは娘役として活躍し、月組組長だった18年11月に退団。20年4月に支配人に就任した。宝塚時代は「『歌劇のホテル』というイメージが強かった」という憧花さんだが、働き始め「地域とのつながりが強く、愛されている」ことを実感したという。
5月1日~7月31日には、地元への愛や感謝を込めたプランを用意し、予約を受け付けている。
その一つは「漫画の神様」として知られる故手塚治虫さんのキャラクターとコラボしたプランだ。手塚さんは結婚式を挙げるなどホテルとゆかりが深く、漫画「スリル博士」にも登場させた。「鉄腕アトム」などをデザインした特製カードキーが付く宿泊プラン(シングル1人1室9000円~)を販売。近くにある市立手塚治虫記念館の入館券も付いている。
宝塚市民限定のプランもある。開業年にちなみ、1泊夕朝食付き1人1室1万9260円のプランや、レストランのランチ・ディナービュッフェが1926円で利用できるプラン(1日最大5組)を実施。平日ディナー限定で、日本料理や鉄板焼きのコース料理が50%オフになるプランもある。
宝塚ファンがときめく企画も。「宝塚ホテルの100年と、宝塚歌劇の100年のマリアージュ」(憧花さん)を目指したのが、6月14日に開催する宝塚歌劇オーケストラによるスペシャルコンサート。憧花さんが温めてきた企画で、歌劇団指揮者の佐々田愛一郎さん、元星組トップスターの紫苑(しおん)ゆうさんを迎える(販売予定枚数を終了)。
憧花さんは「皆さんへの感謝の思いを、企画などを通じて、きちんと伝えていきたい」と話している。各プランの詳細・予約は特設サイトへ。【水津聡子】
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