東北運輸局は3日、東北地方の2030年のインバウンド(訪日外国人)旅行消費額について2000億円を目標にすると発表した。24年実績(742億円)から約2.7倍となる。延べ宿泊者数では600万人泊を目標とし、25年実績の277万人泊から大幅な増加を目指す。

全国のインバウンド旅行消費で30年に15兆円を掲げる政府目標などをもとに、東北地方の観光推進に関する中期方針を改定した。人口減少が進み観光地への二次交通の不足など受け入れ環境に制約があることを踏まえ、来訪者増のみを目的とせず消費単価の向上や長期滞在を促す。

具体的な重点施策として、自然・文化資源を核とした高付加価値な観光体験や東日本大震災の教訓を学ぶ防災ツーリズムの強化を挙げた。デジタルトランスフォーメーション(DX)やデータ活用も推進する。周遊型観光を実現するためのモビリティーサービスも検討する。

日本人旅行者については、消費額・延べ宿泊者数ともに、現状の水準を維持することを目標とした。

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