大阪・関西万博の会期もいよいよ残すところ1カ月を切りました。来場経験者と話をすると「会期中にもう一回くらいは行きたい」という声をよく聞きます。
日本経済新聞の記者が会場内の楽しみ方をお届けする「『万博ガチ勢』記者のおすすめ」。今回は、大阪編集ユニット総合編集グループの石川雄輝がご案内します。涼しくなる夕方以降に夢洲(ゆめしま)駅に向かい、春先に購入した通期パスを使い倒しています。
必要な予約は来場日時だけ。再訪を検討している方にこそ見ていただきたい、動画つきの記事を紹介していきます。
夕方以降は涼しく快適、夜にゆったり楽しむのも手

猛暑日が増えてきた7月の夕方に万博会場を訪れ、暑さ対策を紹介しました。来場者に話を聞くと「涼しくなる時間帯を狙って、夜間券でさっき入場したばかり」という方が多かった一方、朝から来場している家族連れなどからは「暑いし疲れたので、そろそろ帰りたいと思う」という声も。午後6時くらいからは会場内の混雑も少しずつ解消に向かいます。過ごしやすくなる夜にゆったり楽しむのも一手です。
気軽に立ち寄れる魅力、文字通りの「万国博覧会」

計94カ国・地域が出展するコモンズ館。みなさんはもう訪れましたか? 最近は入場規制がかかる時間帯もありますが、予約がなくても立ち寄れる気軽さは健在。ウインドーショッピング感覚で見て回るも良し、お気に入りとの出合いを期待するも良し。文字通り「万国博覧会」の雰囲気を味わうにはもってこいのパビリオンです。館内のトイレが「比較的すいており、空調も効いていて快適」との声もあります。
「万博飲み」という過ごし方、飲み過ぎにはご注意を

「万博のお酒は高い」というイメージを払拭する若手記者の企画でした。私も友人・知人が大阪にやってきた際に「飲みに行きましょう」と誘われたときには「せっかくだから万博で」と夜間券を使ってもらって夢洲に繰り出しています。会場内では午後9時に閉まるお店が多いですが、それがむしろちょうどいい具合です。風に吹かれてほろ酔い万博、一日の締めくくりにいかがでしょうか。
万博は疲れる? 癒やしスポットもたくさんあります

こちらも若手記者の企画で「癒やし」がテーマ。海外パビリオンでの各種体験は予約が必要で争奪戦が激しいですが、森林浴や休憩などは予約不要です。いつもの散歩とは違う、ちょっと特別な散策体験。休憩ひとつとっても非日常的な空間で、心身ともにリフレッシュできます。目玉パビリオンを多く巡るのも万博の醍醐味ではありますが、ゆるっと過ごすのも楽しみ方の一つです。
ただ休むだけじゃもったいない! 休憩時間も思い出に

会場各所にある休憩所に焦点を当てた企画です。大屋根リングの下のベンチは比較的過ごしやすいため、混雑している場合もあります。若手の建築家が腕を振るった「コンセプト休憩所」は場所によってはすいていることも。「ここはなんの場所だろう?」と不思議に思う空間も万博の一部。テイクアウトした軽食を片手にちょっと一息つきながら次に向かう場所を考える時間、それ自体も思い出にすることができるでしょう。
初めての来場時に朝一番に入場して丸一日めいっぱい満喫した方も、なかなかうまくいかずにいまいち消化不良だった方も、再訪するときには少しゆったり過ごしてみるのが良いかと思います。これまで気付かなかった万博の新たな一面を、きっと発見できるはずです。
(石川雄輝)
【各パビリオンの見どころはこちらから】
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