ラグビーの「パシフィックネーションズカップ」は環太平洋の6か国が参加する国際大会で、世界ランキング13位の日本は世界9位で大会3連覇を目指すフィジーと対戦しました。
日本は前半5分、ゴール手前のラインアウトからフッカーの江良颯選手がスペースに飛び込んで先制のトライを決めました。
前半20分には李承信選手のペナルティーゴールも決まって10対0とリードを広げますが、その直後のキックオフでフィジーにトライを奪われるとその後も立て続けにトライ3つを追加され、10対26と逆転されて折り返しました。
後半は両チームが1つずつトライを奪ったあと、フィジーは反則で選手2人が10分間の退場処分となり、日本が数的優位を生かして攻撃を仕掛けました。
後半20分に江良選手がこの試合2つめのトライを決めて追い上げ、25分には李選手のペナルティーゴールで6点差に迫りましたが、残り10分を切ってフィジーが15人に戻ってからは相手の粘り強いディフェンスを前にトライを奪いきれず27対33で敗れました。
日本は2年連続で決勝でフィジーに敗れましたが、フィジーに一方的に攻められ17対41で敗れた去年と比べて、ことしは最大で23点差をつけられながらあと1歩というところまで追い上げる展開で、一定の成長を示した形です。
日本は来月25日に東京でオーストラリアと対戦し、その後はヨーロッパに遠征して11月には南アフリカ、アイルランド、ウェールズと強豪とのテストマッチが続きます。
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