来シーズンも指揮を執ることが明らかになったカープの新井貴浩監督。就任1年目の2023年は2位、去年は4位ながら8月まで優勝争いを繰り広げました。3年目となったことしは「変化」をテーマに掲げ若手を積極的に起用。2年連続のBクラスは確定しましたが小園や中村奨成など20代中盤の選手が成長し、森や高ら新たな選手が先発ローテーションに加わるなど複数の選手がキャリアハイの成績を残しています。球団は単年契約ながら新井監督とは5年を目安にチームを託す方針で、来季の契約についてはシーズン終了後に正式発表する見込みです。

今季すでに1軍でキャリアハイの数字を残しているのはルーキーを含め25人以上います。

<投手>
森浦大輔 自己最多60試合
森 翔平 自己最多7勝
常廣羽也斗 自己最多2勝
床田寛樹 自己最多168.2投球回
髙 太一 自己最多3勝
佐藤柳之介 プロ初勝利
滝田一希 自己最多4試合
高橋昂也 自己最多21試合
鈴木健矢 自己ベスト防御率2.08
島内颯太郎 自己ベスト防御率1.40
斉藤優汰 1軍デビュー
岡本 駿 プロ初勝利
玉村昇悟 自己最多6勝
菊地ハルン 1軍デビュー
辻󠄀 大雅 1軍デビュー

<野手>
羽月隆太郎 自己最多17盗塁など
小園海斗 自己最多159安打など
佐々木 泰 1軍デビュー
末包昇大 自己最多106安打など
大盛 穂 自己最多97試合など
田村俊介 プロ初ホームラン
清水叶人 1軍デビュー
前川誠太 1軍デビュー
中村奨成 自己最多90安打など
二俣翔一 自己最多3ホームランなど
*9月25日現在

昨季の最終戦でファンの前で誓った言葉は「来シーズンはさまざまなことが変化する年になると思います。来シーズンだけではなしに、その先のカープのことを考えると変わっていかなければいけない…そう考えています。“変わる”ということはそれとともに痛みも生じてくると思います。今年よりも来シーズンはさらに険しく厳しい道のりになると思います」でした。その言葉通りチームにとっては厳しい順位となりましたが、将来のカープを考えた“変化”の年を経て、2026年シーズンはどのような選手起用をしながらチームを強くしていくのでしょうか。球団史上10人目となる就任4年目の指揮官の手腕に注目です。

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