■第73回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会(27日、山口・維新みらいふスタジアム)
全日本実業団陸上の男子10000m競歩決勝が行われ、東京2025世界陸上、男子35㎞競歩で銅メダルを獲得した勝木隼人(34、自衛隊体育学校)が出場。勝木は9000m過ぎまでトップをキープしたが、ラスト1周でパリオリンピック™代表の濱西諒(25、サンベルクス)に抜かれ、惜しくも2位となった。
序盤、先頭に立ってレースを引っ張ったのは勝木。縦長の集団は2000mを7分49秒で通過すると、半分の5000mを過ぎても勝木がトップをキープして歩を進める。その後も先頭を歩き続けた勝木だったが、ラスト1周でパリオリンピック™代表の濱西諒(25、サンベルクス)に抜かれ惜しくも2位、それでも勝木は笑顔でゴールした。
9月13日、東京世界陸上オープニングを飾る男子35km競歩が行われ、19年ドーハ以来3大会ぶりの出場を果たした勝木が、2時間29分16秒の3位でフィニッシュし、日本勢メダル第1号となる銅メダルを獲得した。レース後、勝木は「本当は優勝したかったんですけど、やっぱ強かったですね、世界のトップ選手。やっぱり僕が想像していた以上に強かったので。でも本当に最低限、メダル獲れたってところでちょっとでも日本チームの追い風になったらと思います」と喜びのコメントを残した。
【男子10000m競歩 結果】
1位 濱西諒 38分49秒16
2位 勝木隼人 38分52秒08
3位 諏方元郁 38分58秒19
*写真は勝木隼人選手
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