大谷翔平選手超えの注目選手に球場が沸きました。熱戦が続く12日の甲子園。
■“大谷超え”注目の2年生投手
チームメイトより頭一つ出ている投手、目立ちます。
実況
「大きな甲子園の真ん中に194センチ、100キロの菰田陽生。二刀流とも言われています」
山梨学院の先発は2年生にして大谷選手より1センチ大きい菰田陽生。
実況
「長い腕でボールを取りました」
一方…。
実況
「山梨学院の菰田は194センチなら、この聖光学院の大嶋は169センチ」
聖光学院は169センチと小柄な左腕・大嶋哲平。25センチ差の対決です。
互いに無失点で迎えた6回、バッターは菰田。
実況
「高校通算25本塁打の菰田がバスター打法で対します。ランナースタート、二塁を選択、セーフ!」
続く8番田村のタイムリーで先制します。
菰田は6回までノーヒットのピッチング。しかし…。
実況
「大きく抜けてしまった!」
ワイルドピッチでノーアウト2塁のピンチを背負います。
実況
「吉田監督も苦笑い。まだ2年生ということもあるでしょうか」
この回、同点に追い付かれたものの、7回途中1失点の好投。山梨学院は8回に連打で突き放し、3回戦進出を決めました。
■“完璧守備軍団”が大舞台で
第2試合の注目は学ラン姿の女子生徒が応援する地方大会でエラーゼロ、長野の松商学園。
実況
「ショートワンバウンド、はじく!」
しかし、守備の乱れから先制点を奪われます。
一方、岡山学芸館はエースの青中が5回にピンチを背負いますが、2者連続三振を奪う好投をみせ、完封勝利。
■“キャプテンの意地”が激突
第3試合は東大阪大柏原。関西の高校ということもあってか、大勢のファンが駆け付けました。
しかし、キャプテン竹本の左手には幾重にもテーピング。
実況
「おとといの夜間スイングの際に、左手の甲を痛めてしまったそうで、スイングをするのは相当、厳しいということなんですが、キャプテンの気持ちは止められないと本人は出場を直訴」
その竹本、守備で見せます。
実況
「きょうは攻撃ではちょっと満足なスイングできないかもしれない、でもやれることはいっぱいある、すばらしい竹本の守りでした」
一方、立ちはだかる香川の尽誠学園。チャンスをしっかり生かした尽誠学園が大きな勝利を手にしました。
無念の途中交代となった竹本。涙で球場を後にしました。
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