10年前、バイクに乗っていたときの事故で左足のひざから下を切断した坂下選手は、2026年3月に開かれるミラノ・コルティナパラリンピックのスノーボードで、この競技では日本女子として初めての代表に内定しています。

29日は静岡県牧之原市にある母校の勝間田小学校で、全校児童およそ100人に特別授業を行いました。

坂下選手は競技の動画を見せながらルールを説明したり、自身の競技用の義足を子どもたちに触ってもらったりして、パラスノーボードの魅力を紹介しました。

また、質問コーナーで「どうやったら上手に滑れるようになるのか」と聞かれると、「初めは転びまくって、『二度とやるもんか』と思っていたが、友だちの滑りを見て、かっこよく上手に滑れるようになりたいと思った。転んでも転んでも起き上がってうまくなることを目標に滑ってきた」と話し、努力することの大切さを伝えました。

授業を受けた小学5年生の男子児童は「僕も高校野球で甲子園に出たいので、素振りをするなど頑張りたいと思った」と話していました。

坂下選手は「子どもたちに頑張る活力をもらった。パラリンピックの舞台で表彰台を目指しているので、残された日々の練習を悔いのないように、できることをすべてやっていきたい」と力強く話していました。

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