
車いすテニスの小田選手は男子シングルスの世界ランキング1位で、今月の全米オープンで初優勝して「生涯ゴールデンスラム」を達成しました。
小田選手は偉業達成後初めての大会として東京 江東区で開かれた国際大会に出場し、29日の決勝では、世界19位でパラリンピックに2大会連続で出場している37歳の荒井大輔選手と対戦しました。
試合はセンターコートで行われ、小田選手は第1セットの立ち上がりからコースをつくサーブでポイントを重ねて主導権を握り、その後は巧みなドロップショットを決めるなど6ゲームを連取して6-0で取りました。
第2セットは相手のサーブを鋭いショットで返すリターンエースやネット際で強烈なボレーを決めるなど最後まで相手を寄せつけずに圧倒し、このセットも6-0で取って1ゲームも落とさず、セットカウント2対0のストレート勝ちでこの大会3連覇を果たしました。
小田選手は試合後、コート上で行われたインタビューで「センターコートで試合ができたので、いちばん強い姿を見せようというモチベーションで試合をした。もっと強くなって、10年、20年と見守ってもらえるような活躍をしたい」と笑顔で話しました。
そして、ファンに向けて「車いすテニスはかっこいいですよね」と呼びかけ、大きな拍手を受けていました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。