■MLB ロッキーズ4×-3ドジャース(日本時間19日、クアーズ・フィールド)

ドジャースの山本由伸(27)が敵地でのロッキーズ戦に先発し、7回103球を投げ、被安打4、被本塁打1、奪三振6、四死球2。粘りの投球を見せたが、チームはサヨナラ負けを喫し、17日に誕生日を迎え27歳となった初登板を白星で飾ることはできなかった。

前回登板のエンゼルス戦(12日)は、今季ワーストの6失点もこの日は7回3失点にまとめた。山本は試合後「体の調子は良くて、1週間しっかり練習できたので、自信を持ってマウンドに上がることができましたし、コロラド打線に作戦を立てて、投げていけたので3失点しましたけど、感覚はいい方だったかなと思います」と振り返った。

この日、カーブを決め球に多く投じた山本。「いろんな作戦を立てながら、秘密ですけど…。いろいろ使いながらやっています」。21個のアウトのうち、12個がゴロアウトとなったが、「右打者が多かったのでシンカー、ツーシームを少し多めに内角の方にいつもよりいきましたし、それがゴロアウトにつながったのかなと。他の球種への影響もそのツーシームが大いに効いて、3者凡退に抑えられる回も多かったので、そこは一つよかったポイントかなと思います」と分析した。

27歳初登板を終え、「まだまだフレッシュにといいますか、とにかく頑張りたい」と気持ちを新たにした山本。「もちろんいい先発がそろっているのでしっかり自分のことに集中して1試合1試合ベストなパフォーマンスを出せるように僕自身は頑張りたいと思います」と意気込んだ。

D.ロバーツ監督(53)は、「攻撃陣は全体的によくない。正直、驚きだった。ヨシ(山本投手)は素晴らしい投球をしてくれた。勝たなければいけない試合。言葉にできない。(山本は)7回まで投げ切り、相手先発投手は4回で降板している。普通ならば、勝っている試合展開だった」と悔んだ。

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