■MLB ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 ドジャース 2-8 フィリーズ(日本時間9日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースが地区シリーズ第3戦でフィリーズに敗れ、今プレーオフ(PO)で初黒星を喫した。

3戦先勝の同地区シリーズは、初戦と第2戦でドジャースが連勝。リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけ、この日から本拠地に戻り、3連勝での突破を狙ったが投打がかみ合わず完敗。対戦成績を2勝1敗とし、地区S突破は第4戦以降に持ち越しとなった。

先発の山本由伸(27)が3回までノーヒットも、4回にリーグ本塁打王K.シュワーバーに約139mの特大弾を浴びるなど1ー3と逆転を許した。この日は5回途中、67球を投げ、被安打6の失点3(自責3)とフィリーズ打線を抑えられず。

大谷翔平(31)は5打数無安打(1三振)と沈黙し、同地区シリーズでは3試合でわずかヒット1本と急ブレーキ。先発A.ノラに対し、初回の第1打席はレフトフライ。3回から2番手のR.スアレスを相手に、第2打席は一ゴロ、5回の第3打席はフルカウントから空振り三振と沈黙。7回はレフトへの大飛球を放つもフェンスオーバーならず。9回は2死一・三塁の場面で打席に立ったが、初球を振り抜きライトフライに打ち取られゲームセット。

打線は3回にT.エドマン(30)がスアレスから先制弾を放つが、中盤以降は好機をいかせず。6回は1死からW.スミス(30)、E.ヘルナンデス(34)が連打で一・二塁のチャンスを作ったが、続くM.マンシー(35)が併殺打で反撃機を逃した。

リリーフ陣は山本の後を継いだA.バンダ(32)が、5回無死一・二塁のピンチを“0”で切り抜け、6回は3番手J.ドレーヤー(26)が無失点。7回は今季限りで引退を表明しているC.カーショー(37)がマウンドに立ち、2死一・三塁のピンチは防いだが、8回はリアルミュートにソロを浴びると、T.ターナーに2点タイムリー、シュワーバーにこの日2本目となるダメ押しの2ラン本塁打を被弾し5失点。

終盤の打線は9回に1点を返したが、本拠地で完敗を喫した。明日第4戦、ドジャースはT.グラスノー(32)が先発予定となっている。

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