国内FA権を行使せずに残留すると表明した阪神・近本=11日、兵庫県西宮市
阪神の近本光司外野手(31)が11日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留すると表明した。兵庫県西宮市で記者会見し「本当に悩んだ。7年間、甲子園のファンの声援の中で野球をするのは素晴らしいことだった。これからもその中で楽しく野球がしたいと思った」と笑みを交えて話した。合意した契約は「複数年」と明かした。
今季も「1番・中堅」を担い、出場140試合で打率2割7分9厘、160安打、3本塁打、34打点。32盗塁で4年連続6度目の盗塁王に輝くなど、2年ぶりのリーグ制覇に大きく貢献した。
兵庫県出身。阪神は「小さい時からずっと見てきて、すごく縁のある球団」と愛着を口にし「また優勝して喜びを分かち合えるよう、また一から頑張っていきたい」と決意を新たにした。
兵庫・社高、関学大を経て大阪ガスからドラフト1位で入団した2019年から定位置をつかみ、俊足巧打を発揮した。21年には最多安打のタイトルも獲得。23年は日本シリーズ最高殊勲選手(MVP)に輝き、38年ぶりの日本一を支えた。(共同通信)
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