昨年12月に行われた第103回全国高校サッカー選手権の開会式=国立競技場
サッカー部員の飲酒が発覚した私立興国高(大阪市)は15日、12月開幕の全国高校サッカー選手権大会に出場する意向を発表した。飲酒を認めた部員を除くメンバーで出場する方針。同校が選手権大阪予選で優勝した後、部員の飲酒が発覚した。
学校はサッカー部全体に聞き取りし、ほかに問題行為が確認されなかったことから出場を判断した。飲酒した部員は選手権を含む対外試合への出場を停止する。
学校は「関与していない部員が出場を理不尽に絶たれることは、今後の人生に深い傷痕を残しかねないと考えた。この決断には多くの批判があろうかと思うが、全て学校運営者が受け止める」とコメントした。
興国高サッカー部はプロ選手を輩出する名門。学校によると、部員は今月2日夜、大阪府内の飲食店で飲酒し、3日未明に大阪府内の路上で意識障害の症状を起こし倒れ、救急搬送された。(共同通信)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。