山形市の「アリオンテック蔵王シャンツェ」で開かれたサマージャンプの大会は、ヒルサイズ102メートルのノーマルヒルで行われました。

3年前の北京オリンピックで金を含む2つのメダルを獲得した小林陵侑選手は、8月3日の札幌市での大会に続くこの夏の2戦目となり、1回目は前の選手からゲートが2段下がった状況で100メートルをマークして、トップに立ちました。

そして2回目には、安定した力みのない踏み切りからヒルサイズを超える102メートル50のジャンプで合計ポイントを288.0として優勝し、夏のシーズン2連勝としました。

小林選手は「この夏は内容がすごく順調にきている。2回目はテレマークも入れられて、すごくいいジャンプを見せられたかなと思う」と手応えを語りました。

次戦はミラノ・コルティナオリンピックと同じ会場で9月中旬に行われるグランプリ大会に出場する予定で「初めて飛ぶジャンプ台なのですごく楽しみだし、オリンピックでも使う台なのでいい緊張感を持って臨みたい」と話していました。

このほか
▽スキーノルディック複合でオリンピックで3大会連続でメダルを獲得している渡部暁斗選手はジャンプの調整の一環として出場し11位
また
▽53歳の“レジェンド”葛西紀明選手は19位でした。

一方、女子ではことし3月の世界選手権で、ラージヒルで日本勢トップの7位に入った丸山希選手が、1回目で94メートル、2回目は不利な追い風の中で92メートル50と安定感のあるジャンプを見せて、合計238.3ポイントで優勝しました。

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