大相撲初場所初日の11日、横綱豊昇龍―小結若元春の結びの一番に、懸賞57本がかかった。幕内の21番に合計258本。1年前の初場所千秋楽に記録した、1日の過去最高本数256本を上回った。

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 観戦チケットの完売が続くなか、取組にかかる懸賞本数も増えている。

 2025年は1年間で合計1万2938本。10年前の15年は9842本、20年前の05年は4906本だった。

 近年は「過去最多」がたびたび更新される活況ぶり。

 日本相撲協会の懸賞担当者は「『過去最多』とたびたび報道されることで、企業の関心が高まっているようだ」と話す。

 懸賞は1本7万円。1場所、15日間で105万円からかけられることから、「広告としては比較的リーズナブルで、手を出しやすいのではないか」との見方もある。

 さらに、協会担当者は「親方の努力が大きい」とも。

 企業から寄せられる申し込みのうち、「3~4割」は協会に105人いる親方の紹介だという。

 「相撲部屋が営業活動をして後援会を増やし、『懸賞という応援の仕方もありますよ』と呼びかけている。それに乗ってくれる人が増えている印象です」と担当者は言う。

 懸賞は力士の人気のバロメーターとも言われる。

 力士別で今場所の1位は横綱大の里で、15日間で計395本の申し込みがあった。

 2位は横綱豊昇龍で267本、3位が大関琴桜で200本。

 若手の義ノ富士に146本、新大関の安青錦は118本、幕内に復帰した朝乃山にも58本が申し込まれた。

 今場所千秋楽まで、もし幕内力士が休場せず懸賞が取り下げられることがなければ、総数は3469本に上る見込み。

 3108本で最高記録を更新したばかりの昨年秋場所を大きく超えてきそうだ。

 本場所の進行上、一つの取組には1社5本までかけられる。しかし、今場所の千秋楽の結びには懸賞が集中しそうなため、協会から、企業に対して別の取組に掛け替えるよう依頼しているという。

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