高齢者たちの学びと交流の場、「かりゆし長寿大学校」の大運動会が開かれ、大いに盛り上がりをみせました。

満60歳以上の人たちに、生きがいと健康づくりの機会を提供する「かりゆし長寿大学校」。



8月31日、那覇市で開かれた大運動会には、平均年齢73歳の147人が参加しました。高齢者の身体機能などを学ぶ大学生ら20人もボランティアとして見守るなか、バランス感覚と俊敏性が試される「スプーンレース」や、お尻を使って風船を割る「尻圧(けつあつ)測定」といった競技に挑みました。



▼参加者
「ばばたちは、こういう時じゃないと爆発できないから(笑)九州地区の大会に1番で参加したいなと思っています」
▼参加者
「そんな大会、ないないない!」

なかには戦後の混乱期に学生時代を過ごした人もいて、青春を取り戻すかのように競技を楽しんでいました。



▼安里貞子さん(88)
「戦争があってこんなことをやったことがなかったので、今は幸せです。今年の誕生日で、数え年90歳になります」

各クラスには、「盛り上げたで賞」や「絆を深めたで賞」などユニークな賞が贈られ、参加者らは最後まで交流を楽しんでいました。

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