日本陸上競技連盟は2日、ワールドアスレティックス(WA)による出場資格者の公表を受けて、東京2025世界陸上の代表選手を発表した。
男子100mには桐生祥秀(29、日本生命)、守祐陽(21、大東文化大)、サニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)の3人、女子800mは現役高校生の久保凛(17、東大阪大敬愛高)、リレーのメンバーには清水空跳(16、星稜高)が入った。個人種目の男子39人、女子30人、リレー選手の18人(個人種目7人を含む)の計80人が選出された。
注目の男子100mは、7月の日本選手権で優勝し、8月3日の富士北麓ワールドトライアルで9秒99と参加標準記録(10秒00)を突破した桐生、日本選手権7位で同じく富士北麓で10秒00をマークした守が代表入り。ケガの影響もあり、日本選手権は予選敗退となったサニブラウンが、ワールドランキング20位の日本人選手最上位で選出された。
男子のリレーメンバーについて山崎一彦強化委員長(54)は「栁田(大輝)、清水は混合リレーの方に入っています。理由としては最終日、総力戦でメダルを獲っていきたい。とにかく選択肢を増やしていく。ルールでエントリーをしていれば出場できる可能性があるというところを使って、混合リレーの方に2人をエントリーさせた」と説明。現役高校生の清水は「未知数、経験上はまだまだ、未知数をどれだけ引き上げるか、我々は未知数に期待している」と話した。
400mでは、日本選手権で失格の判定を受けるも再審議の結果、失格を取り消し優勝と訂正された佐藤風雅(29、ミズノ)が中島佑気ジョセフ(23、富士通)とともに代表入り。
800mでは開催国枠エントリー設定記録を突破し、日本選手権で連覇を果たした落合晃(19、駒澤大)が初代表。
女子では800mに7月の日本選手権で1分59秒52の日本新記録をマークし、連覇を達成した久保が代表入り。高校生の女子個人種目では、2007年大阪大会10000mの絹川愛以来18年ぶりの快挙となった。廣中璃梨佳(24、JP日本郵政グループ)は5000mと10000mの2種目。
100mハードルは7月にフィンランドで行われたモトネットグランプリで参加標準記録を突破する12秒71をマークし優勝した中島ひとみ(30、長谷川体育施設)、ワールドランキング31位、日本記録保持者の福部真子(29、日本建設工業)、ワールドランキング32位の田中佑美(26、富士通)の3人となった。
【東京2025世界陸上代表80人】
■男子100m
桐生祥秀(29、日本生命)
守祐陽(21、大東文化大)
サニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)
■男子200m
鵜澤飛羽(22、JAL)
飯塚翔太(34、ミズノ)
水久保漱至(26、宮崎AC)
■男子400m
中島佑気ジョセフ(23、富士通)
佐藤風雅(29、ミズノ)
■男子800m
落合晃(19、駒澤大)
■男子1500m
飯澤千翔(24、住友電工)
■男子5000m
森凪也(21、Honda)
■男子10000m
葛西潤(24、旭化成)
鈴木芽吹(24、トヨタ自動車)
■男子110mH
村竹ラシッド(23、JAL)
泉谷駿介(25、住友電工)
野本周成(29、愛媛競技力本部)
■男子400mH
井之上駿太(23、富士通)
小川大輝(22、東洋大)
豊田兼(22、トヨタ自動車)
■男子3000mSC
三浦龍司(23、SUBARU)
■男子走高跳
赤松諒(30、SEIBU PRINCE)
真野友博(29、九電工)
瀬古優斗(27、FAAS)
■男子走幅跳
津波響樹(27、大塚製薬)
橋岡優輝(26、富士通)
伊藤陸(24、スズキ)
■男子円盤投
湯上剛輝(32、トヨタ自動車)
■男子ハンマー投
福田翔大(24、住友電工)
■男子やり投
﨑山雄太(29、愛媛競技力本部)
ディーン元気(33、ミズノ)
長沼元(27、スズキ)
■男子20km競歩
山西利和(29、愛知製鋼)
丸尾知司(33、愛知製鋼)
吉川絢斗(24、サンベルクス )
■男子35km競歩
川野将虎(26、旭化成)
勝木隼人(34、自衛隊体育学校)
丸尾知司(33、愛知製鋼)
■男子マラソン
吉田祐也(28、GMOインターネットグループ)
近藤亮太(25、三菱重工)
小山直城(29、Honda)
■男子4×100mリレー
桐生祥秀(29、日本生命)
守祐陽(21、大東文化大)
サニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)
大上直起(25、青森県庁)
井上直紀(21、早稲田大)
小池祐貴(30、住友電工)
■男子4×400mリレー
中島佑気ジョセフ(23、富士通)
佐藤風雅(29、ミズノ)
今泉堅貴(23、内田洋行AC)
田邉奨(19、中央大)
吉津拓歩(27、ミキハウス)
佐藤拳太郎(30、富士通)
■男女混合4×400mリレー
栁田大輝(22、東洋大)
清水空跳(16、星稜高)
林申雅(21、筑波大)
■女子200m
井戸アビゲイル風果(24、東邦銀行)
■女子400m/マイル
松本奈菜子(28、東邦銀行)
■女子800m
久保凛(17、東大阪大敬愛高)
■女子1500m/女子5000m
田中希実(25、New Balance)
■女子1500m
木村友香(30、積水化学)
■女子5000m
山本有真(25、積水化学)
■女子5000m/女子10000m
廣中璃梨佳(24、JP日本郵政グループ)
■女子10000m
矢田みくに(25、エディオン)
■女子100mH
中島ひとみ(30、長谷川体育施設)
田中佑美(26、富士通)
福部真子(29、日本建設工業)
■女子3000mSC
齋藤みう(23、パナソニック)
■女子走高跳
髙橋渚(25、センコー)
■女子棒高跳
諸田実咲(26、アットホーム)
■女子走幅跳
秦澄美鈴(29、住友電工)
■女子三段跳
髙島真織子(26、九電工)
森本麻里子(30、オリコ)
■女子円盤投
郡菜々佳(28、サトウ食品新潟アルビレックスRC)
■女子やり投
北口榛花(27、JAL)
上田百寧(26、ゼンリン)
武本紗栄(25、オリコ)
■女子マラソン
安藤友香(31、しまむら)
小林香菜(24、大塚製薬)
佐藤早也伽(31、積水化学)
■女子20km競歩
藤井菜々子(26、エディオン)
岡田久美子(33、富士通 )
柳井綾音(20、立命館大)
■女子35km競歩
梅野倖子(22、LOCOK)
渕瀬真寿美(38、建装工業)
矢来舞香(26、千葉興業銀行)
■男女混合4×400mリレー
井戸アビゲイル風果(24、東邦銀行)
松本奈菜子(28、東邦銀行)
青木アリエ(21、日本体育大)
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