バレーボールの世界一を決める戦い“世界バレー”で女子日本代表(世界ランク4位)は決勝トーナメント1回戦で開催国のタイに勝利しベスト8進出。2010年に銅メダルを獲得して以来、15年ぶりの表彰台を目指し、日本時間3日にオランダ(同8位)と準々決勝を迎える。

準々決勝の相手は平均身長188.3cmの高さが武器のオランダ

対戦相手となるオランダは2018年の世界バレーでベスト4。今大会チームの平均身長188.3cmの高さを武器とし、決勝トーナメント1回戦では前回女王のセルビアをフルセットの末下した。キャプテンのN.ダールデロップ(26)は日本について「たくさん良い選手がいます。イタリアリーグでプレーしていた石川選手は、得点源になると思うので彼女は警戒しなければなりません」とキャプテン石川真佑(25)の名前を挙げた。続けて「(日本は)プレーが素早く、サーブ力も防御力も高いので、忍耐強くそして多様なアタックで攻撃をして戦う必要があると思います。厳しい戦いになると思います」と強く意識して臨む姿勢を見せた。

ベスト4進出へ佐藤淑乃「相手に劣らないオフェンス力を出して」

直近ではネーションズリーグの開幕戦で対戦し、3-0(25ー17、25ー15、25ー16)で勝利している日本。佐藤淑乃(23)はオランダについて「すごくテンポの速い攻撃で、オフェンス力もすごいあるチームなので、そこに対しても自分たちのブロックディフェンスをどう生かしていくかっていうのが重要になってくるのかなって思ってます」と警戒。それでもベスト4がかかった試合に「この一戦すごく重要になってくると思うので自分たちの粘り強さを出しつつ、オフェンス面でも相手に劣らないオフェンス力を出して、チーム全員で勝利を掴みたいなと思います」と意気込みを話した。

前日(2日)に24歳の誕生日を迎えた荒木彩花(24)は「24歳は落ち着きのある人間になりたいなと思ってるので、落ち着きっていう言葉を常に頭に入れながら、1年間過ごしたいなと思います」と抱負を口にした。オランダ戦へは「もう負けたら終わりっていうところ、すごいプレッシャーのかかる試合だなと思うんですけど、結果だけを見すぎても駄目だと思うので、まずは目の前の1点っていうところで、全員で取りに行けたらいいなと思うので、先は見すぎず、でもちゃんと勝利っていうところを目指して頑張りたいと思います」と力強く語った。

【女子日本代表 試合予定】
■予選ラウンド(日本はプールH)
8月23日(土)〇3ー0 カメルーン
8月25日(月)〇3-2 ウクライナ
8月27日(水)〇3-1 セルビア

【決勝トーナメント・1回戦】
■8月29日(金)
オランダ(A1位) 3ー2 セルビア(H2位)
日本(H1位)3ー0 タイ(A2位)  
■8月30日(土)
イタリア(B1位)3ー0 ドイツ(G2位)
ポーランド(G1位) 3ー2 ベルギー(B2位)
■8月31日(日)
フランス(C2位) 3ー1 中国(F1位)
ブラジル(C1位) 3ー1 ドミニカ共和国(F2位)
■9月1日(月)
アメリカ(D1位) 3ー0 カナダ(E2位)
トルコ(E1位) 3ー0 スロベニア(D2位)

【準々決勝】
9月3日(水)
19:00~ オランダ(A1位) ー 日本(H1位)
22:30~ イタリア(B1位) ー ポーランド(G1位)
9月4日(木)
19:00~ ブラジル(C1位) ー フランス(C2位)
22:30~ アメリカ(D1位) ー トルコ(E1位)

【準決勝】
9月6日(土) 2試合

【決勝・3位決定戦】
9月7日(日)

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