■東京2025世界陸上競技選手権大会(14日、国立競技場)
男子走高跳の2007年大阪大会の金メダリストで、10大会連続出場の41歳、ドナルド・トーマス(バハマ)が予選に出場した。2m16を一回でクリア、2m21は3回に成功したが、2m25のバーを越えられず、15年の北京大会(6位入賞)以来となる決勝進出はならなかった。
2016年に自己ベストの2m37をマークし、今季は2m28の記録を持つトーマス。07年の大阪大会で金メダルを獲得するわずか1年半前まで、バスケットボールの選手だったという。彼の驚異的な跳躍力を目にした友だちに誘われ、試しに高跳びをやったところ、2m14を越え、2日後の大会に急遽エントリー。バスケットボールのユニフォームのままで参加し、なんと2m22を跳んだという逸話を持つ。そこから本格的に走高跳の選手へ転向。今大会まで10大会連続で世界陸上に出場した。
※写真は19年ドーハ大会
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