「ヴィーガンヌードル」の賞味期限を12カ月まで延長した=ヤマダイ提供

即席麺の製造販売を手掛けるヤマダイ(茨城県八千代町)は、肉や魚など動物性食材を一切使わないビーガン(完全菜食主義者)向け商品「ヴィーガンヌードル」を刷新した。賞味期限を3カ月延ばし12カ月とした。15日から全国のスーパーやドラッグストアなどで販売を始めた。

味は「担担麺」「酸辣湯(サンラータン)麺」「醬油(しょうゆ)」の3種類で、希望小売価格はいずれも237円。香辛料の配合を工夫するとともに、麺を改良し味わいを高めた。卵や牛乳を含めた動物性食材やアルコールは原料に使っていない。乳製品や卵にアレルギーを持つ人やインバウンド(訪日外国人)、健康志向が高い人などの需要を狙う。

リニューアルした「ヴィーガンヌードル」を説明するヤマダイの森田経営企画部長(2日、東京都目黒区)

同社は「ヴィーガンヌードル」を2015年から扱っており、改良を重ねてきた。今回は賞味期限を延ばし、フードロスの削減や輸出に力を入れる。森田和樹経営企画部長は「海外での評価も高く、販売が伸び続けている商品。より本格的なラーメンの味に仕上がった」と話した。

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