シングルモルトウイスキーを製造している山鹿蒸溜所の製造拠点

MCAホールディングス傘下の山鹿蒸溜所(熊本県山鹿市)は、シングルモルトウイスキーを10月に発売する。日本洋酒酒造組合が制定した「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」に適合しており、熊本県では初めてとしている。

山鹿蒸溜所「シングルモルトジャパニーズウイスキー山鹿ザ・ファースト」

新商品は「シングルモルトジャパニーズウイスキー山鹿ザ・ファースト」で、アルコール度数は58%。価格は700ミリリットル入りが1万4850円で、8600本限定で販売する。シングルモルトウイスキーとは、大麦の麦芽(モルト)だけを原料にしたモルトウイスキーを、ブレンドせずに1カ所の蒸留所で3年以上熟成したものを指す。

同社はもともと焼酎を製造していたが、日本のウイスキー人気が世界的に高まる中で約11億円を投資して製造設備などを整備。2021年秋から本格的に製造を始めていた。

山鹿市内の製造拠点では、仕込みや蒸留などウイスキー製造の一連の工程を見学できる。商品の試飲やグッズの販売もしており、「九州産」をアピールしながら販売拡大を目指す。

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