「レイバン」などを手がける眼鏡メーカー世界大手の仏エシロール・ルックスオティカがニコン株式を買い増したことが18日、分かった。エシロールが同日付で関東財務局に提出した変更報告書で明らかになった。保有比率は9.47%と、2024年11月上旬提出時点の8.45%から上がった。

保有目的は従来どおり「長期純投資」とした。24年10月にエシロールが関東財務局に提出した大量保有報告書で、ニコン株式の保有が明らかになっていた。

両社をめぐっては、エシロール側がニコンに対し、保有比率を2割に引き上げることを打診したことが分かっている。

ニコンとエシロールは、2000年に眼鏡レンズの製造販売などを手がける共同出資会社のニコン・エシロール(東京・墨田)を設立するなど協業関係にある。遠近両用メガネレンズの「バリラックス」の国内販売を手がけている。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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