千葉県銚子市の沖合の洋上風力発電をめぐって、三菱商事は、資材価格や人件費などの高騰で採算の確保が難しいとして8月、撤退を表明しました。

これを受けて、18日、千葉県の熊谷知事らが武藤経済産業大臣に対し、要望書を手渡しました。

要望書では「撤退が二度と起こらないようインフレや為替変動、金利上昇などがあっても、確実に事業完遂が可能となる制度の見直しなどをお願いしたい」としたうえで、早期に事業者の再公募を行うよう求めています。

これに対し、武藤大臣は「撤退の検証を進めたうえで、年内をめどに公募制度の見直しをしたい」と述べ、早期に事業者の再公募を目指す考えを示しました。

要望のあと、熊谷知事は記者団に対し「公募制度の見直しについて年内と大臣から発言があったことは、地元にとって安心と希望が持てる。事業を完遂できる制度設計にしてもらえると確信している」と述べました。

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