ミネベアミツミ傘下のエイブリック(東京・港)は自動車のパワー・スライド・ドア(PSD)などでモーターの動作を1つの部品で検知する半導体の新製品を発売した。従来は2つの部品を使って回転の動きを検知しており、配置にも制約があった。新製品では1つの部品で検知が可能になり、設計の簡単化や小型化につながる。

エイブリックの新製品

新しく発売するのは「S-57W1/W2」でサンプル価格は70円。車のパワーウインドーやサンルーフ、スライドドアなどの基板に組み込む。弱い磁石の信号も捉えることができるのが特長のひとつ。高速回転するモーターの検知にも対応する。

製造の前工程は千葉県松戸市の事業所で、後工程は秋田県大仙市の事業所で担う。2026年から30年で19億円の販売を目指す。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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