スイスの製薬大手ノバルティスの日本法人は19日、放射性医薬品「プルヴィクト」の製造販売承認を日本で取得したと発表した。進行し転移した前立腺がんに対応する。前立腺がんは、男性では日本でかかる人の数が最も多いがんとされていて、需要が見込めるとみている。
放射性医薬品は放射線を出す物質をがん細胞の内部に送り込み、がん細胞を狙って破壊する。ノバルティスは放射性医薬品を成長に向けた重点領域の一つに位置づけている。これまでに、ホルモンなどを分泌する細胞にできた難治性がんの放射性医薬品「ルタテラ」の承認を取得している。
国立がん研究センターによると、毎年新たに約9.5万人が前立腺がんと診断されている。

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