医薬品製造のダイトは、中国の連結子会社・大桐製薬を通じ中国当局からジェネリック医薬品(後発薬)の製造・販売の承認を得たと発表した。同国での承認取得はダイトグループで2例目となる。
承認を受けたのは消炎鎮痛剤「セレコキシブカプセル200ミリグラム」。関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症などの治療に使われる。9月9日付で取得した。大桐製薬は1月に疼痛(とうつう)治療剤の「プレガバリンカプセル」で承認を受け5月から同国で販売を始めている。
ダイトは2024年に策定した27年5月期までの中期経営計画で中国事業の強化を掲げている。12年に大桐製薬を子会社化しており、技術や人材の交流を進めていた。日本国内では後発薬の供給不安が長引いており、中国の製造拠点を通じて同国市場に出荷する傍ら、日本に向けた供給も想定している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。