
ポイントサイト大手の「モッピー」を運営するセレスは19日、2025年12月期の年間配当を前期比20円増の80円にすると発表した。従来予想から20円増やした。連結子会社の売却益を原資に20円の特別配当を実施、株主還元を強化する。普通配当の60円は変えない。
セレスは事業の選択と集中を進めている。5月に連結子会社だったソフトウエア開発のゆめみ(京都市)の全株式をコンサルティング大手のアクセンチュアに約37億円で譲渡した。
同日、25年12月期の株主優待について発表した。保有株式が100〜299株の株主には5000円相当、300株以上の株主には2万円相当の暗号資産(仮想通貨)を贈呈する。24年12月期は100株以上を保有する株主に1万円相当の暗号資産を贈っていた。
優待を受け取るには、同社の連結子会社で仮想通貨交換業のマーキュリー(東京・渋谷)が運営するサービスを通じて本人名義の口座を開設していることが条件となる。優待は傘下企業のサービスの体験を通じて事業への理解を深めてもらう狙いがある。
同社は25年12月期の売上高が前期比3%増の284億円、純利益は約2倍の33億円になると見込んでいる。
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