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配信期限 : 10/1(水) 午前6:30 まで

アメリカのIT大手オラクルの創業者、ラリー・エリソン会長(81)です。IT業界のレジェンドで、船が大好きでということで、保有している大型クルーザーのイラストにしてみました。トランプ大統領と親しく、TikTokのアメリカ事業の買収交渉で舵を握る存在とされています。トランプ大統領は19日、中国の習近平国家主席と電話で会談したあと、「ディールに進展があった」と明らかにしました。

プライバシーやオススメされる動画の順番を決めるアルゴリズムについて、国家安全保障上の懸念があるとアメリカで指摘されています。このため、トランプ政権は、新会社に事業を移管して、オラクルを含むアメリカの企業連合が株式の過半数を所有し、7人の取締役のうち6人をアメリカ人が占めることで、懸念の払しょくを狙います。
Q エリソン会長は豊富な資金の持ち主なのでしょうか?
そうです。9月10日、Xを率いるイーロン・マスク氏を抜いて、一時、世界一の大富豪となりました。AIに対する期待からオラクルの株価が急上昇し、エリソン会長の資産が3930億ドル(約58兆円)に達したためです(ブルームバーグ調べ)。この資金で野望を実現したいようです。

息子のデービッド・エリソン氏(42)の率いる会社が放送局や映画会社を傘下に置くパラマウント・グローバルの買収を8月に完了したばかり。巨額の買収資金は父親が支援しました。親子で放送局から動画共有アプリまで幅広く所有し、新時代の“メディア王国”を築こうとしています。
Q そのためにも今回のディールが大事なのですね。
トランプ大統領は、今週中にもTikTokのアメリカ事業の取り引きの承認に向けて大統領令に署名する見通しです。

アメリカと中国の政府の動きとあわせて、数々の荒波を乗り越えてきて“ITレジェンド”のラリー・エリソン氏からも目が離せません。
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