ピルクルの新商品を発表した前田健二社長(左から2人目、24日、東京都中央区)

日清食品グループの日清ヨークは24日、乳酸菌飲料ブランド「ピルクル」の新商品2品を29日から発売すると発表した。記憶力(言語を思い出す力)と肌の弾力の維持をうたう「エイジングライフ」、免疫機能の維持をうたう「免疫スタイル」をそれぞれ販売する。2商品の発売後1年間で合計売上高100億円を目指す。

エイジングライフはプルーンなどにも含まれる成分「DDMP」を従来品よりも多く含む。抗酸化作用があるとされ、45歳以上をターゲット層にする。免疫スタイルは、健康な人の免疫機能の維持に役立つという「酢酸菌GK-1」を加えており、子育て世帯に訴求する。2商品とも8本(1本65ミリリットル)で、参考価格は税別368円。

日清ヨークによると、2024年度のピルクルブランドの売り上げは9年連続で過去最高を更新した。乳酸菌飲料の市場規模は22〜23年度に大きく拡大した一方、睡眠改善ブームが一段落したこともあり、24年度は前年度を割ったという。同社は「ストップしてしまった市場を活性化したい」としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。