ソフトバンクと電通は25日、日本語での広告表現の生成に特化したAI(人工知能)を共同で開発すると発表した。国産の大規模言語モデル(LLM)を使い、広告コピーの生成が得意なAIモデルを作る。日本語の語感や繊細な表現へ対応できるようにして、マーケティング調査などの領域でも使えるようにする。

ソフトバンクが開発した国産のLLMを使い、日本語に特化した生成AIを開発する。電通が保有する広告コピーやコピーライターの発想法を学ばせる。AI同士で出力内容を評価させて表現を磨く。人の好みや意図まで判別できる水準まで言語能力を高める。言葉のトーンの制御や、対象に応じた言葉づかいをできるようにする。

創造的な発想ができ、高度な言語化の力があるAIモデルの商用化を目指す。まず1年間の共同開発を行い、進捗に応じて期間の延長も視野に入れる。

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