大成建設は25日、東洋建設に対するTOB(株式公開買い付け)手続きを終えたと発表した。30日に東洋建設の筆頭株主となり、その後同社は上場廃止となる。

発行済み株式から役員報酬のための信託分以外の自社株を除いた株式のうち、議決権の61.81%に相当する5830万5532株を約1020億円で買い取った。

残りの株式のうち、前田建設工業が保有する議決権の20.19%に相当する分以外には少数株主から株式併合で買い上げるスクイーズアウト(強制買い取り)が実施される。前田建設はその後、東洋建設の自社株買いに応募して同社株を全て譲渡する。

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