ジャガー・ランドローバーは今月初旬、サイバー攻撃を受けて「システムをシャットダウンする措置を講じた」などと発表し、その後、車の生産を来月1日まで停止すると明らかにしました。
停止期間の長期化を受けて、イギリス政府は28日、このメーカーに対する民間金融機関からの融資について最大15億ポンド、日本円でおよそ3000億円の政府保証をつける支援策を発表しました。
部品などの供給網を支えている企業には国内で10万人以上の従業員がいることから、資金繰りの悪化による雇用への影響に懸念が高まっていました。
支援策について、カイル ビジネス貿易相は声明で「この融資保証は供給網を支援し、イギリス全土における熟練労働者の雇用を守ることに貢献することになる」と述べました。
イギリスのメディアは、生産停止によって1週間当たり少なくとも5000万ポンド、およそ100億円の損失が出ていると伝えていて、メーカー側は「復旧に向けた作業を着実に進めている」としています。
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