パソナグループは29日、環境や社会の課題解決を目指す「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」と呼ぶ融資の仕組みを使って110億円を調達すると発表した。三井住友銀行がアレンジャーを務め、あおぞら銀行など10行からシンジケートローン(協調融資)方式で借り入れる。人材サービスでのキャリア自律支援などの目標が評価された。

PIF融資は企業活動が環境や経済に与える影響の分析を踏まえて受ける。パソナGはミドルシニア人材のキャリア自律支援や、健康経営サービスを通じた職場環境の構築支援などの目標を掲げ、三井住友銀行が評価した。10月1日に調達し、契約期間は7年となる。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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