三蔵豚は丸正醸造の味噌と千曲錦酒造の酒かすに長野県産豚肉を漬け込んだ

長野県の酒蔵や味噌蔵、食肉卸など5者は県産豚肉を信州の味噌と酒かすで漬け込んだ新製品「三蔵豚(さんぞうぶた)」を共同開発した。冷凍製品にすることで賞味期限を長めにし、県内の食卓に上るだけでなく土産の需要も狙う。価格は1パック700円で、年間1000パックの販売を目指す。信州ブランドをアピールし、インターネットや道の駅などで販売していく。

製造を担う総合食肉卸の吉清グループ(長野県飯田市)が、県産豚肉を丸正醸造(同県松本市)の甘めの味噌と千曲錦酒造(同県佐久市)の酒かすに漬け込み冷凍した。味噌と酒かすのバランスに加え、調理時に焦げすぎないよう調味料の配合を工夫した。

「三蔵豚」というネーミングやパッケージデザインは大徳紙商事(松本市)が担い、試験販売には松本市の道の駅「今井恵みの里」が協力し、6月から商品を並べた。9月29日からは大徳紙商事が運営する通販サイト「松本セレクト」でも本格的に販売を始めた。丸正醸造や千曲錦酒造の店舗などでも販売する。

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