タクシーの配車システムを手掛ける電脳交通(徳島市)は遠隔で運転手の健康状態を確認する点呼業務を受託した。オムロン傘下のオムロンソーシアルソリューションズ(東京・港)などが長野県駒ケ根市で行っている公共ライドシェアサービス「meemo(ミーモ)」の実証実験の業務として担う。
電脳交通が遠隔点呼を請け負うのは初めて。徳島市にある同社コールセンターのスタッフが、カメラや通信機器を通じてライドシェアの運転手のアルコールチェックや、携行品確認などを行う。交通事業者の負担軽減や業務効率化になるとみる。
今回の実証実験ではあわせて配車業務も受託した。配車と点呼を一体的に担う運行管理支援が可能となる。より安全で効率的なライドシェア運営につなげる。
コールセンターについてはタクシー配車に特化した体制から交通全般を担う機能へと拡大していくという。
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