
ホンダ発スタートアップのストリーモ(東京・墨田)は1日、電動立ち乗り三輪「ストリーモ S01JTA」の販売をホンダ系販売店「ホンダカーズ」で始めた。インターネット販売が中心で店頭での販売はバイク用品店1店舗にとどまっていた。実車体験を通じて購入につなげるとともに、アフターサービスも強化する。
順次取扱店舗を広げ、11月には群馬、岐阜、石川、大阪、福岡、佐賀の6府県の98店舗で取り扱う。メーカー希望小売価格はインターネット販売と同様の30万2500円。2026年度には首都圏でも販路を拡大し、取扱店舗を計200店ほどに増やす計画だ。
ストリーモは23年に販売を始め、売上台数のほぼすべてがインターネット経由だった。顧客からは「試乗してから購入したい」「購入後のメンテナンス対応が不安」といった声が寄せられていた。
ストリーモ S01JTAの車両区分は特定小型原動機付き自転車で16歳以上であれば運転免許なしで乗れる。最高速度は時速20キロメートルで航続距離は約30キロメートル。ヘルメットの着用は努力義務でこれまで安全運転の普及活動にも努めてきた。

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