森永乳業は1日、牛乳類を生産する秋田工場(秋田県大館市)を2026年3月末に閉鎖すると発表した。同社は29年までの4カ年の中期経営計画で生産体制の再編による効率化やコスト削減を掲げており、今回の閉鎖はその一環。
秋田工場は子会社の東北森永乳業が運営している。1951年に操業を始め、現在は牛乳「森永牛乳」や乳飲料「まきばの空」、飲料「森永マミー」などを生産している。
出向者や契約社員を含む54人の従業員(9月時点)の一部は採用試験後に他の工場へ異動し、それ以外は雇用契約を終え、再就職を支援する。工場設備の活用については未定。同工場の物流拠点は今後も活用する。
首都圏にある工場では牛乳類の生産を増やす。秋田工場でこれまで生産していた商品は東京多摩工場(東京都東大和市)と横浜森永乳業(神奈川県綾瀬市)で生産する。

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