啓文堂書店府中本店から生まれ変わった「紀伊国屋書店府中店」=府中市で2025年9月25日、浜田和子撮影

 東京都内などを走る京王線・井の頭線沿線でおなじみの「啓文堂書店」が、順次「紀伊国屋書店」に店名を変えることになりました。年内には全20店舗が新しい名前になる予定です。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「啓文堂書店が紀伊国屋書店に変わる理由」を解説します。

Q 啓文堂書店が紀伊国屋書店になるって聞いたよ。どうして店名が変わるの?

A 啓文堂書店は京王電鉄の子会社、京王書籍販売が運営してきました。京王側が京王書籍販売の株式を紀伊国屋側に譲渡したためです。

Q いつから名前が変わったの?

A 府中店では9月25日に店名が変わりました。年内には全20店舗が順次変わる予定です。

Q 本屋さんに来ていた人はどう思っているのかな。

A 府中店に来ていた60代の女性は「府中に引っ越してきて20年、夫とこの店に通っている。世間では本屋さんがなくなっていくけれど、店名が変わっても、この店にはぜひ頑張ってほしい」と応援していました。

Q 本屋さんって今どれくらいあるの?

A 日本出版インフラセンターによると、全国の書店は今1万店あまりで、この20年で半分近く減ってしまったそうです。

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