POS(販売時点情報管理)システム大手の東芝テックは1日、スタートアップのハルモニア(東京・港)から、小売業向け事業を買収したと発表した。ハルモニアは需給に応じて価格を動かすダイナミックプライシング(変動料金制)の導入を支援している。人工知能(AI)を活用し価格を柔軟に設定できる技術を取り込み、小売業に売り込む。
買収金額は非開示。小売業界では従業員の経験に依存する価格設定が多い。 ハルモニアは消費者の購買行動や市場動向をAIで分析して、価格を最適化するシステムを手掛ける。主にスーパーや交通機関などに提供してきた。
東芝テックは2021年にハルモニアに出資した。 事業買収で小売店に変動料金制の技術やノウハウを提供することで、食品ロス削減や在庫効率化につなげる。
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