8年ぶりに大幅改良したスズキの「クロスビー」(2日、東京都港区)

スズキは2日、8年ぶりに大幅改良した小型多目的スポーツ車(SUV)「クロスビー」を発売したと発表した。フルモデルチェンジ相当の改良で燃焼効率を高め、軽量化したエンジンを採用。燃費は二輪駆動車(2WD)でガソリン1リットル22.8キロメートルと従来モデルと比べ2割改善した。

価格は215万7100円からで2WD、四輪駆動車(4WD)の計4グレードを用意した。原材料価格の高騰もあり、価格は14万5200〜24万6400円上げた。値上げ幅は最大12%になる。月間2000台の販売を目標とする。

先進安全設備の拡充や走行性能の向上に取り組んだ。前方車を自動追従したり車線の逸脱を抑えたりするなどの安全装備を標準とした。

デザインにもこだわった。従来モデルはカジュアルでかわいいデザインとされていたが、SUVらしいスポーティーなデザインを取り入れた。飯田茂チーフエンジニアは「既存の女性ファンに加えて、これまで購入に至らなかった層も取り込む」と話す。

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