JALとJR東日本が海外への日本産品輸送で試験的に連携する

JR東日本と日本航空(JAL)は2日、新幹線や特急列車と航空機を活用して、地方産品を海外に輸送するサービスを試験的に始めると発表した。第1弾として、7〜8日に仙台市の農園で収穫したナシをシンガポールに輸送する。輸送時間は約19時間と通常の運び方に比べて大幅に短縮できるという。

JR東が手掛ける特急や新幹線を使った荷物輸送サービス「はこビュン」と、JALの国際貨物輸送を組み合わせる。試験ではJR東グループの観光農園で採れた約300個のナシを運ぶ。仙台駅―東京駅間は東北新幹線を、羽田空港からシンガポールのチャンギ国際空港では貨物航空便「JAL CARGO」をそれぞれ使う。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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