「ファントム・シンティラ」は世界限定10台のプライベート・コレクションだ(3日、大阪市)

英高級車メーカー、ロールス・ロイス・モーター・カーズの正規販売店コーンズ・モータース(東京・港)は3日、大阪市内のショールームを移転したと発表した。開業に合わせ、世界に10台しかない高級車「ファントム・シンティラ」を日本で初めて公開した。

これまでは梅田に拠点を構えていたが、手狭となったことから大阪メトロ御堂筋線の淀屋橋駅に近い御堂筋沿いの「武田御堂筋ビル」(大阪市)へ移転した。4日から営業を始める。1階に車両の展示スペースがあるほか、2階には来店者が利用できるラウンジやバーなどを設けた。ファントム・シンティラは5日まで展示する。

開業を祝うためロールス・ロイス・モーター・カーズのクリス・ブラウンリッジCEOが初来日した(3日、大阪市)

3日に開いた式典には、ロールス・ロイス・モーター・カーズのクリス・ブラウンリッジ最高経営責任者(CEO)が初来日した。ブラウンリッジCEOは「我々のビジネスが成功できているのはディーラーが有能な人材を抱え、素晴らしいショールームを持っているからだ」と強調。大阪の印象については「活気にあふれてエネルギーがある」と語った。

コーンズ・モータースは1964年に日本でロールス・ロイスの販売を始め、大阪へは66年に進出した。英ベントレーや伊フェラーリの正規販売店も務めており、同社の林誠吾社長は「今回の移転でベントレーやフェラーリとともに拠点を御堂筋沿いに集約できた。来店者には車の選び方から楽しんでもらいたい」と話した。

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