JAPEX苫小牧蓄電所の完成予想図。パワーエックス製の蓄電池を採用した(イメージ)

石油資源開発(JAPEX)は6日、北海道苫小牧市で蓄電所の建設を始めたと発表した。スタートアップのパワーエックス(岡山県玉野市)の大型蓄電池を39台設置し、2027年秋ごろに稼働させる。JAPEXが着工した蓄電所は、8月に稼働した千葉市の蓄電所に次ぎ2カ所目となる。

同社の北海道事業所内で「JAPEX苫小牧蓄電所」を着工した。EPC(設計・調達・建設)は京セラ子会社の京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が担い、容量は合計10万6000キロワット時。送電線とつないで充放電し、電力需給を調整することで収益を確保する。

JAPEXは石油や天然ガスの採掘などが主力事業だが、バイオマスや太陽光発電など再生可能エネルギー事業も手がける。蓄電池のほか、過去には政府の洋上風力発電の公募にも入札している。

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