
不二越が6日発表した2024年12月〜25年8月期の連結決算は、純利益が前年同期比31%増の36億円だった。構造改革費用で12億円の特別損失が発生したものの、政策保有株など投資有価証券売却益19億円を計上し、補った。
構造改革費用の主なうちわけは、海外の生産拠点集約に伴う固定資産の減損損失として6億円強、人員削減による特別退職金などで4億円強だった。
売上高は1741億円と3%減った。国内の建設機械分野の需要低迷や東南アジアでの在庫調整の影響を受けた。国内の自動車分野は回復傾向にある。営業利益は63%増の66億円。構造改革による固定費削減や価格転嫁などが収益を押し上げた。
25年11月期通期見通しについては、売上高で前期比1%増の2430億円、純利益で19%増の40億円という従来予想を据え置いた。
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