主力の「日高屋」でのアルコール値引きフェアが好調だった

ハイデイ日高が6日発表した2025年3〜8月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比32%増の24億円だった。3〜8月期として2年連続で最高を更新した。主力の「日高屋」で7月から実施したアルコール値引きフェアが好調で、食材高などのコスト増を吸収した。

同日、26年2月期の年間配当計画を従来予想から2円積み増し、46円(前期は44円)にすると発表した。

売上高は14%増の307億円、営業利益は32%増の36億円だった。いずれも最高だった。株価は午後3時の発表を受け、一時前日比4%高の3725円まで上がった。終値は3%高の3665円。

既存店売上高は11%増えた。客数が6%伸びた。「日高屋」で7月から実施したアルコール飲料を値引きするフェアが好調だった。24年12月に実施した値上げなどの効果で客単価も5%伸びた。

米や卵などの原材料価格の高騰で売上高原価率は前年同期比1.3ポイント上昇したものの、増収により吸収した。同日の記者会見で青野敬成社長は「売上高がかなり上がっていて、粗利は昨年よりも取れている。現状では値上げは考えていない」と話した。

26年2月期通期の予想は据え置いた。売上高は前期比8%増の600億円、税引き利益は0.2%増の41億円を見込む。

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