3COINSはキッチンや乳幼児関連の品ぞろえが多彩で満足度が高い(3COINS+plus 西銀座デパート店)

パルグループホールディングス(GHD)が7日発表した2025年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比20%増の91億円だった。雑貨店「3COINS」が猛暑で手持ち扇風機やタオルの売り上げを伸ばしたほか、品ぞろえを充実させている300円超の高価格帯商品の販売増が寄与した。

売上高は16%増の1170億円で、3〜8月期としては5年連続で最高を更新した。衣料事業で40〜50代向けの売り上げが伸びた。

営業利益は19%増の140億円だった。販管費は増加したものの、商品の先行予約による在庫の圧縮、配送費の抑制などが奏功した。

7月に3COINSの店舗を香港に出し、8月にはマレーシアへも進出した。3COINSを運営するパルの小路順一社長は「26年にはグローバル旗艦店を(日本の)西と東で作りたい」と、海外の顧客を意識した店舗展開に意欲を示した。

【関連記事】

  • ・3COINSのパルGHD会長「雑貨も鮮度が大切、乾物屋でなく魚屋に」
  • ・粗利率はファストリ超え 「3COINS」のパルGHD、アパレル次々買収
  • ・3COINSがベビー服ネット販売 パルGHD、家族層取り込み
関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。