安全祈願祭では工事の無事を祈った(7日、新潟市)

新潟市中央区の鳥屋野潟南部を開発する「鳥屋野潟南部地区土地区画整理組合」は7日、現地で工事の安全祈願祭を開いた。6月に新潟市から設立を認可され7月に発足した同組合は、大規模商業施設などを整備する事業を進める。同組合の業務代行を担う加賀田組(新潟市)を中心に、まずは建設予定地の整地工事などを実施する。

計画では、ハードオフエコスタジアム新潟と市道弁天線の間に広がる約44ヘクタールを開発する予定だ。南西側は商業・業務地の「交流拡大エリア」、北東側は住宅地となる「住居エリア」にする計画にしている。

交流拡大エリアには計9棟の建物を建設し、うち8棟は小売り施設になる予定だ。会員制の倉庫型商業施設も誘致する方向で進めている。計画では施設の開業目標を2028年4月としている。

開発地の近くにはハードオフエコスタジアム新潟㊧とデンカビッグスワンスタジアムがある(7日、新潟市)

加賀田組は7日以降に用地の整地工事を開始する。併せて交通渋滞対策で、開発エリアを横断する都市計画道路を現在の3車線から4車線に拡張する工事も担当する。

7日の安全祈願祭には組合関係者のほか、地元の亀田郷土地改良区や近隣自治会の関係者などが出席した。建設予定地は高速道路のインターチェンジに隣接している。

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