
ウェザーニューズが8日発表した2025年6〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.4倍の6億7200万円だった。テレビCMを大幅に減らしインターネット広告は雨天時に絞って掲載するといった効率化を進め、広告費を約4億円削減したことなどが寄与した。
売上高は3%増の60億円、営業利益は2倍の9億1200万円だった。事業者向けに気象情報を提供する事業は、猛暑日が増えて熱中症対策への需要が高まり、エネルギーや小売り、建設などの業界で新規顧客が増えたことが奏功した。天気アプリなどの事業は例年より早い梅雨明けで降水が少なく、1日あたりの利用者数が横ばいとなった。
26年5月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比6%増の250億円、純利益は12%増の35億円を見込む。
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