ウエルシアは今回が上場企業として最後の決算発表となる

ウエルシアホールディングス(HD)が8日発表した2025年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比36%増の159億円だった。調剤薬局を併設した店舗を増やし調剤部門の売上高が伸びた。デジタルツールなどを活用して店舗の運営効率を高めたことも寄与した。

売上高は8%増の6787億円だった。調剤の売上高は11%伸びた。調剤の併設店舗を増やし、処方箋の枚数が増えた。売上高に対する人件費の比率は13.8%と0.3ポイント下がった。業務用スマートフォンを全店舗に導入するなどの取り組みで従業員の作業効率を高めた。

同社は年内にツルハホールディングス(HD)と経営統合する。11月27日に上場廃止となる予定で、上場企業としては今回が最後の決算発表になる。

ウエルシアの桐沢英明社長は10月8日の決算記者会見で「(ツルハHDとの)分科会では議論が活発に行われている。この段階で発表できるような進捗はない」と話した。

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